憂鬱
日々憂鬱。
環境の変化に弱いわたしは当時、専門学校に通っていて長期の実習中にドロップアウトした。
そこからどうにかこうにか社会復帰し、資格を取得し上京したりする。
「あぁ、わたしは適応障害なんかじゃなかったのかもしれない。あれはわたしの弱い心が現実逃避をしたかっただけだ。甘えだったのかもしれない……」
そう思っていた。
地元にUターンで帰ってきて1年間のバイト生活を経て、心機一転 正社員として勤めている現在。
業務内容はそこまで辛くないが、上司との相性や会社の雰囲気などに馴染めずストレスを溜める生活を送っている。
将来や未来に一切の希望を持てず、生きてることに絶望している。
なぜ生きなければいけないのか。
なぜ死んではいけないのか。
暇さえあれば考えてしまう。
そしてついに昨日、ロープを購入してしまった。
死ぬ勇気はないから自殺はできない。しない。
だけど、いつでも死ねると思えば「もう少し生きてみるかー……」となるかもしれない。
「帰ったら死のう……」と死ぬことを先送りにできるかもしれない。
皮肉にも未来の自分に期待している自分がいる。
正直、沢山の人に愛されてきたと思う。
ただわたしは贅沢なんだろうな……あまり愛されてきたという実感もなく、心から感謝などという謙虚さもなく、どこか冷めた気持ちでいつも笑顔で軽薄な言葉を発するだけだったなぁと思う。
他者からの信用、信頼は欲しがるくせに、誰のことも信頼してないのはわたしだった。
最低な人間だ。
どこかで他者のことを見下していた。
自分と比較して安心感を得ていた。
酷いやつだ。
死ぬ勇気がないから、せめて不治の病になってしまいたい。
臓器提供や献体となり、この黒い自分の少しでも白い部分を使って欲しい。